自分が親として未熟と感じた瞬間
私が親として完璧ではないし、未熟であることは普段からよくわかっています。しかし、不意に子供の涙で思い知らせれることがあります。
3歳になり、娘を保育所に行かせようと、保育所に健康診断に行ったり、一通りの流れが終わったある夜。
妻に叱られて、泣くのをこらえながら娘が言った一言です。
「もう、パパやママに会えなくなっちゃうの?ずっと、一緒にいたかったのに。生まれてきてくれて、嬉しいっていってくれてたのに…。」
妻も私も思わぬ反応に戸惑いました。一体、何があったの?
娘に話を聞くと、今度から保育所で生活することになって、もう親には会えなくなってしまうと思っていたらしいのです。まったく、そんな素振りはなかったのに。つい、この前まで、早く保育所行きたいねと言っていたのに。
「保育所に行ったら、もう会えなくなるから、本当はいきたくなかったの」と、とうとう泣き出してしまう娘。とにかく、抱きしめながら、「大丈夫だよ、パパもママもずっと一緒だよ。あえなくなるなんて、パパもママも嫌だからね。」「保育所は、泊るところじゃないよ。毎日、おうちに帰って、一緒に寝ようね。」と伝えながら、私も涙がこぼれてきました。
娘が、こんな気持ちでいるとは知らなかった私と妻は、たった3歳の女の子にこんな悲しい気持ちを味あわせてしまったことを、反省しました。
大人は、保育所は一時的に保育してくれるところだとわかっているが、幼い娘にはそれが理解できておらず、そんな不安な気持ちでいた事とそれを親に見せまいと元気にふるまっていたのだと知りました。
大人が当たり前に思っていることも、ちゃんと子供に説明してあげないと知らず知らずに不安な気持ちにさせているかもしれません。
これからは、今まで以上に愛していることを伝えて、ずっと一緒だよと伝え続けていきたいと思います。